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【株式会社アクセルラボ】
小暮学社長インタビュー

【株式会社アクセルラボ】<br>小暮学社長インタビュー

小暮学社長 経歴
1976年生まれ。不動産投資会社営業職を経て、2004年、27歳で株式会社インヴァランスを設立。総合デベロッパーとして東京都内の投資用マンションにおけるリーディングカンパニーへと成長させる。2017年、アクセルラボ設立。空間とテクノロジーの融合を掲げ、スマートホームサービスなど様々な事業を展開。AI・IoT分野の海外スタートアップへの投資も積極的に行っている。現・株式会社インヴァランスの取締役会長

創業された経緯を教えてください。

2004年に不動産ディベロッパーのインヴァランスを創業し、現在は会長を務めています。インヴァランスが開発するマンションの差別化のために、スマートホームを導入したのがアクセルラボ設立のきっかけです。実際にスマートホームを体験したマンションの入居者から「未来の暮らしって、もうあるんですね!」と高い評価をいただき、手ごたえを感じたことを憶えています。
当時はインヴァランスの社内に立ち上げたスマートホームアプリの開発部署でしたが、アメリカなど、海外ではすでにスマートホームの普及が進んでおり、魅力的な市場だと感じたので、事業を加速させるために部門を切り出して2017年にアクセルラボを創業しました。

スマートホーム 寝室シアター

小暮学社長の座右の銘・大切にしている言葉など教えてください。

近代日本美術の先駆者、岡倉天心の「変化こそ唯一の永遠である」という言葉です。”永遠のものなど何一つなく、変化することだけが唯一永遠に続く”という意味で、僕自身、この言葉がとても好きです。
何事も永遠に続くことはないですよね。自分の体だって変わり続けていて、どんなに頑丈な物でも絶えず変化するものです。だから、変わり続けることを前提とし、「どう変わるか」にフォーカスすべきだと思っています。
会社も同じです。より革新的で進化した方向に向かって、常に挑戦し続けることが、アクセルラボのカルチャーでもあります。

株式会社アクセルラボの理念を教えてください。

ミッションは、“「空間」にテクノロジーを実装することで、「シームレスな世界」をデザインする”です。
ビジョンは、“IoTを、日本社会の「あたりまえ」に。”です。

理念やビジョンに込めた想いと具体的に取り組まれている事を教えてください。

ミッションは、暮らしにとどまらず、あらゆる空間にテクノロジーが実装された世界を実現すること、人と空間とテクノロジーを繋ぐことがこれからの我々の存在意義だ、という想いを込めて策定しました。
ビジョンには、限られた⼈のものだったIoTやスマートホームを、誰もが当然のように選べる選択肢にしたいという想いを込めました。IoTは、あらゆる業界の課題解決ができる可能性を持っていますからね。
主軸事業は、スマートホームサービス「SpaceCore(スペースコア)https://space-core.jp/ 」です。

SpaceCore(スペースコア) ショールーム

株式会社アクセルラボの詳しい事業内容や強みを教えてください。

スマートホーム イメージ

改めてになりますが、スマートホームとは、家中の電化製品や住宅設備がインターネットにつながり、スマホや音声で操作することができる仕組みのことをいいます。
SpaceCoreは、他社メーカーが製造するカメラやセンサー、家電などの様々な機器と、給湯器や床暖房などの住宅設備を繋ぎ込んで、1つのアプリで操作することができます。
他社の場合は自社の家電や住宅設備だけを操作できることが多いのですが、それだとユーザーは機器ごとにアプリを都度切り替えて使う必要が出てきてしまいます。SpaceCoreは、メーカーが異なる機器同士でも1つのアプリでシームレスに操作できます。

他にも、管理会社向けに開発したIoTの管理機能が搭載されている点も強みです。SpaceCoreでは、入居者と管理会社がアプリ上でコミュニケーションを取ることができ、業界のDXにも役立っています。例えば、マンションの掲示板に管理会社からの張り紙が貼ってあるのを見たことがある人も多いのではないでしょうか?管理会社の業務の30%は電話や郵送などのコミュニケーションだと言われていますが、SpaceCoreであればアプリ内でメッセージを送ることができるので、印刷や郵送をする手間が必要ありません。また、正確な入退去日時に合わせて、IoTの利用を管理・制限する機能も搭載しています。実運用のことを考えたプロダクトとなっています。

貴社サービス「SpaceCore」で実現できる、安心・快適な生活事例など教えてください。

SpaceCoreが導入された部屋に住むと、「帰宅する前に浴槽に湯張りされ、エアコンが最適な温度で作動する」などの快適な空間が用意されており、まさに暮らしが一変します。
SpaceCoreのアクティブユーザー率は約70%です。導入済み物件の入居者のほとんどは毎日何かしらのスマートホーム機器を操作していますよ。

スマートホームにおける、今後の目標やビジョンを教えてください。

ガラケーがスマホに変わったり、自動車の自動運転技術が進化していることと同じように、日本中の住宅にソフトウェアが組み込まれる時代が来ると考えています。日本国内に約6000万世帯ある中で、スマートホームの普及率はまだまだ低いのが現状です。我々は、スマートホームで日本のデファクトスタンダードになることを本気で目指しています。
また、SpaceCoreのIoT技術をスマートホーム以外にも応用できる「alie+(アリープラス)」にも注力していきたいです。「アクセルラボ、IoT、エンジン」の頭文字をとってalie+です。すでに不動産業界以外にも展開しており、例えば、施設の無人化やホームセキュリティへの活用が進んでいます。他にも、介護業界やホテル業界とも話が進んでいるところです。我々のビジョンである、”IoTを、日本社会の「あたりまえ」に”を実現できるよう、今後も幅広い業界でのIoT活用を支援していきたいです。

株式会社アクセルラボ ロゴ

企業概要

企業名 : 株式会社アクセルラボ

代表者 : 小暮 学

所在地 : 東京都新宿区新宿

設立  : 2017年7月

従業員数: 69名

事業内容
・IoTエンジン「alie+」の企画・開発・運営・提供
・スマートホームサービス「SpaceCore」の開発・販売
・IoTデバイスの導入支援、設置工事及びテクニカルサポート請負
・WEBメディア「iedge」運営

URL  : https://accel-lab.com/jp/

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