合わないシャンプーを買ってしまったり、人から貰ったものが気に入らなかったりすると、処分に困りますよね。
かといって使い続けると、髪が痛んだり嫌なニオイがついたりして辛いことも。
捨てるにしてもどうやって捨てればいいのか、悩んでしまいますよね。
実はシャンプーには正しい捨て方があります。用意するものも簡単で、それほど時間もかかりません。
「まだ使えるものを捨てるのは気が引ける……」なんていうこともあるでしょう。そこで捨て方だけでなく、髪を洗う以外の使い方についてもご紹介していきますね。
正しいシャンプーの捨て方:新聞紙などに吸わせて捨てる
シャンプーを捨てるためには、次のようなものを用意しましょう。
- 二枚重ねのビニール袋か空の牛乳パック
- 古い新聞紙や布、紙など水を吸うもの(捨てても良いもの)
まず二枚重ねのビニール袋や牛乳パックの中に、新聞紙や布、紙などよく水を吸うものを丸めて入れます。
あまりぎゅうぎゅう詰めにしなくても大丈夫です。
そこへシャンプーの残りを入れましょう。キャップやポンプは外したほうが早く出てきます。
容器から出てこない場合は、少し水で薄めると出やすくなります。
新聞紙などに吸い取り終わったら、もれないようにビニール袋なら口を結び、牛乳パックならガムテープなどで閉じます。
あとはそのまま燃えるゴミとして捨てるだけです。
間違ったシャンプーの捨て方:シャンプーを排水溝へ流してはダメ
処理がめんどくさいからといって、シャンプーをそのまま排水溝へ流すのはやめましょう。
大量に流すと、ゴミなどと絡みドロドロのかたまりとなって排水溝が詰まる原因になります。
一度詰まると解消するのに手間やお金がかかります。
環境汚染の原因にもなるのでオススメできません。
余ったシャンプーを使い切るには
しかしまだ使えるシャンプーを捨てるのはもったいない気がしますよね。
そんなときは髪を洗う以外の方法で使い切りましょう。
例えば次のような使い方もできますよ。
1.お風呂・トイレなどの掃除の洗剤として使う
シャンプーは界面活性剤といって、皮脂などの油汚れを浮かせて落とすはたらきの成分が使われています。
この成分を利用すると、皮脂汚れがつきやすいお風呂やトイレの掃除用洗剤として使えます。
- お風呂:スポンジにシャンプーをつけて洗います。
- トイレ:5倍程度に水で薄めて使います。
掃除用の洗剤と違い、そもそも体につけて使うことを前提に作られているため手荒れしません。
さらに香りも良いものが多いので、好みの香りなら気持ち良く使えます。
2.鏡の曇り止めとして使う
シャンプーをワンプッシュ程度取り出し、手のひらであわ立てて鏡につけましょう。
つけたあとは、シャワーでサッと落とせば完成です。
完全に落としきってしまうと効果がなくなるため、軽く流す程度で良いです。
お風呂場などの鏡がすぐに曇るのは、水蒸気が丸い水滴となってくっつき、光を乱反射させることが原因です。
シャンプーを塗ると、鏡に薄い水の膜ができてそれを長い時間キープできます。
水蒸気が丸い水滴のままくっつかず、鏡に沿って広がるため、曇りにくくなるのです。
窓ガラスや車のフロントガラスにも使えます。
3.洋服を洗う洗剤として使う
洋服に着く汚れは、体から出る皮脂汚れです。
シャンプーは皮脂を落とすための洗剤なので、洋服を洗うための洗剤としても使えます。
ワイシャツの襟やシャツの袖など、汚れやすい部分にシャンプーをつけます。
しばらく置いてから洗濯機で洗うと、汚れが取れやすいです。
そのまま洗濯機に入れて洗剤として使うこともできますが、泡立ちすぎる可能性が。
少し水やお湯で薄めてから使うと良いでしょう。
トリートメントの捨て方は?その他の洗剤も捨てられる?
基本的にトリートメントやリンスを捨てる時も、シャンプーと同じ方法で問題ありません。
その他の洗剤なども、新聞紙や古い布に吸わせて捨てる方法が使えます。
ただし洗剤を捨てる場合、混ぜると危険なガスが発生することも。
同じ牛乳パックや袋に違う種類の洗剤をまとめて入れず、別々に捨てるようにしましょう。
まとめ:シャンプーは正しい捨て方で処分するか使い切る!
シャンプーをそのまま排水溝へ流して捨てるのはやめましょう。
牛乳パックや二枚重ねにしたビニール袋の中に、新聞紙や古い布、紙などを入れます。
そこにシャンプーを入れて吸わせて、燃えるゴミとして捨てましょう。
残った容器はプラスチックなどでできているため、自治体のゴミ捨て方法に従ってください。
捨てるのがもったいないなら、掃除用の洗剤、鏡の曇り止め、洗濯用洗剤などとして使い切ることもできます。
シャンプーは正しい捨て方で処分するか、他の方法で使い切ってから容器だけを処分するようにしてくださいね。