簡単にできる高反発マットレスの洗い方・長持ちするお手入れ方法は?

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大切に高反発マットレスを使っていても、ふとした瞬間に汚してしまうことがあります。

何かをこぼしたり、子どもやペットに汚されたり。

丸洗いできないものも多いので、「どうやって洗えばいいの?」と悩んでしまいますよね。

今回は、簡単にできる高反発マットレスの洗い方と、布団乾燥機を使う場合の注意点について。

最後に、なるべく長持ちさせるためのお手入れ方法を5つご紹介します。

高反発マットレスの洗い方

洗い方は使われている素材の種類によって異なります。

次の高反発マットレスの洗い方を、汚れ具合に合わせてご紹介しますね。

取り上げる高反発マットレス
  1. ウレタンフォーム
  2. スプリングマットレス
  3. エア系(樹脂繊維素材のもの)

1.ウレタンフォーム

高反発マットレスと言うと、ウレタンフォームを使ったものが一般的です。

手で押した時に反発力があって、硬めの感触があるものを指します。

水に濡れると非常に重たくなって、生地がボロボロと破れるため水洗い厳禁です。

ごく一部ですが、水洗い可能な場合もあります。表示をよく見て判断してください。

ひどい汚れの場合

クリーニング業者にお願いしても、素材がウレタンフォームだと取り扱ってもらえないことも。

取扱い不可能だったりお金をかけたくなかったりする場合は、自力で汚れを落としましょう。

タオルに次のような液を浸します。混ぜるのは危険なので、どれか1つを選んでください。

  • 基本:中性洗剤(オシャレ着洗い用の洗剤)を薄めた水
  • 飲み物や食べ物:台所用の洗剤を薄めた水
  • カビ:消毒用アルコール
  • 吐瀉物:酸素系漂白剤、ウイルス性なら塩素系漂白剤を薄めた水

液に浸したタオルを固く絞り、上からひたすら叩いて汚れを吸い取りましょう。

キレイになるまで繰り返し、仕上げに水を固く絞ったタオルで拭き取ります。

軽い汚れの場合

軽い汚れなら、まずカバーを外してみましょう。

マットレスまで浸透していないようなら、カバーを洗うだけで問題ありません。

カバーを超えて染み込んでいる場合は、ぬるま湯や石鹸水をつけて絞ったタオルで叩きましょう。

汚れだけでなく、匂いが気になることもありますよね。

匂いは次のような方法で消してください。

匂いの消し方
  • クエン酸を溶かした水をスプレーする。
  • 市販のスプレーをかける。
  • 重曹を大量にかけて1〜2時間放置。その後掃除機で吸い取る。

布団乾燥機を使う場合

ウレタンフォームは熱に弱いため、高温で布団乾燥機を使うと劣化する可能性があります。

60℃以上の高温になる、いわゆるダニモードなどの使用はやめておきましょう。

低温であれば使っても問題ありません。

2.スプリングマットレス

スプリングマットレスとは内部にコイルを使ったものです。

非常に重くて動かしにくく、内部を洗うのは一般家庭では困難です。

ひどい汚れの場合

一般家庭で洗うのは難しいので、業者に依頼しましょう。

取り扱ってもらえる可能性が高いです。

軽い汚れの場合

軽い汚れなら一般家庭で対処しましょう。

カバーは取り外し、表示通りに洗ってください。

カバーの下に汚れが染みているなら、中性洗剤や石鹸水、ぬるま湯をつけたタオルで叩いて吸い取ります。

重曹を多めにまいて乾かした後に掃除機で吸い取る方法も、マットレスを痛めないのでオススメです。

匂いの取り方は、ウレタンフォームと同じです。

布団乾燥機を使う場合

基本的に、布団乾燥機を使って問題ありません。

ただし素材の一部にウレタンフォームが使われている場合は注意しましょう。

ウレタンフォームが使われていなければ、何℃に設定しても良いです。

使われている場合は、60℃以上といった高温にするのはやめておきましょう。

3.エア系

エア系とは樹脂繊維で作られたマットレスで、感触はかなり硬めです。

通気性が良く湿りづらいだけでなく、水洗いできるので衛生的に使えます。

ひどい汚れ・軽い汚れの洗い方

エア系は丸洗いできることが大きなメリットです。

大抵の汚れや匂いは自力で取り除くことができますね。

お風呂場に運び、40℃くらいのシャワーをかけましょう。中性洗剤も使えます。

洗ったマットレスは天日干しにすると痛む可能性があるので、陰干しにしてください。

布団乾燥機を使う場合

とても熱に弱い素材なので、布団乾燥機は使えません。

乾かすときは日陰に干してください。

高反発マットレスの普段のお手入れ方法5つとは

高反発マットレスを長く使うためには、普段からお手入れが欠かせません。

長持ちさせるためのお手入れ方法を5つご紹介します。

高反発マットレスのお手入れ方法5つ
  1. マットレスの向きを変える
  2. 湿気をとる
  3. ベッドパットをこまめに取り替える
  4. 防水プロテクターを使う
  5. 掃除機をかける

1.マットレスの向きを変える

3ヶ月に1回程度、マットレスの上下や表裏を入れ替えましょう。

こうすることで同じ場所に重さがかかり続けてへたるのを防止できます。

2.湿気をとる

マットレスは立てかけたり布団乾燥機にかけたりして、こまめに湿気を取ってください。

重くて動かせない場合や時間が取れない時には、除湿シートを使うのがオススメです。

3.ベッドパットを使う

マットレスを使うときは、汚れないようにベッドパットを置きましょう。

ベッドパットならいつでも丸洗いできるので、多少の汚れなら気にしなくて済みますね。

4.防水プロテクターを使う

何かをこぼしたりお漏らししたり。マットレスが濡れることもありますよね。

そういった場合は、防水プロテクターをベッドパットとマットレスの間にはさむのが効果的。

防水効果が高く、汚れる心配がなくなります。

5.掃除機をかける

水分だけでなく、目に見えづらいホコリやダニの死骸も汚れです。

干したり布団乾燥機を使ったりした後のマットレスには、掃除機をかけ汚れを吸い取りましょう。

まとめ:正しい洗い方とお手入れで高反発マットレスは長く使える

高反発マットレスは素材によって洗い方・布団乾燥機の使い方が異なります。

  • ウレタンフォーム:水洗い不可。洗剤を薄めた水などをタオルに含ませる。布団乾燥機は低温なら使える。
  • スプリングマットレス :水洗い不可。洗剤を薄めた水などをタオルに含ませる。布団乾燥機は内部にウレタンがなければ使える。
  • エア系:水洗いできる。布団乾燥機は不可。

長く使うためには、お手入れも欠かせません。

  • マットレスの上下裏表を3ヶ月に1回は変える。
  • こまめに立てかける・布団乾燥機などで湿気をとる。
  • ベッドパットを使う。
  • 防水プロテクターを使う。
  • 掃除機でダニの死骸やホコリを取る。

こうすれば長持ちしますので、試してみてくださいね。