カーリースを利用すると税金を支払わなくてもいいという話を聞いたことがあるかもしれません。
生活をしていく上で色々な種類の税金がかかってくるので、可能な限り支払いたくないのが本音ですよね。
では、本当にカーリースは税金を支払わなくてもいいものなのかということについて解説していきましょう。
カーリース執事
この記事でわかる内容
カーリースでも税金は支払う必要がある!ただし覚える必要もない?
結論から先にいうと、カーリースだとしても車にかかる税金を支払う必要がありますが、利用者が支払処理をする必要はないケースがほとんどです。
税金はみなに平等にかかるものなので、避けられるものではないということは覚えておきましょう。
しかし、カーリースを利用している方が「○○税を支払わなきゃいけない」といったことを口にすることはほとんどありません。
カーリースはリース料に加えて税金も負担してくれているので、月額料金を支払ってさえいれば税金に関して利用者が支払いをする必要はありません。
そのため、どのような税金があるのかということも意識して覚える必要もないのかもしれません。
唯一契約者が自身で支払う必要がある税金があるとすれば「ガソリン税」でしょう。
カーリースではガソリンの料金を代行して支払ってくれるわけではないので、自分が使ったガソリン分はその都度給油して料金を支払わなくてはいけません。
とはいえ、ガソリン税はそのまま料金内に組み込まれて提示されていますので、気にしている方はまずいないのではないでしょうか。
カーリース執事
カーリースでは各税金は業者が負担して契約者が分割返済をする!
カーリースでは、車を利用する際にかかる税金は、一度業者が全額負担をして、契約者が分割で返済をするという流れになります。
カーリース業者が負担してくれる費用は税金含め以下のとおりです。
- 車両価格(リース料)
- 税金
- 保険(自賠責保険)
- メンテナンス費(タイヤ・オイル・バッテリーetc)
契約者はこれらの費用を月額一定の料金で支払えばいいので、その月によって費用が変動することなく経済的にも安定しやすいというのがカーリースの醍醐味といえるでしょう。
カーリース執事
車にかかる税金の種類は大きく分けて4つ!
覚える必要がないと言われていても、どのような税金がかかっているのか知っておくことは悪いことでありません。
車にかかる税金の種類は大きく分けて4つあります。
- 自動車取得税
- 自動車重量税
- 自動車税
- 消費税
これらの税金の内容についてそれぞれ解説していきましょう。
1. 自動車取得税
自動車取得税は、50万円以上の車を取得・購入した際に都道府県から課せられる税金のことを指します。
税率は普通車が5%、軽自動車が3%、取得価格より課されるのが特徴です。
消費税が8%になるのと同時にこの自動車取得税も税率が下げられましたが、2019年10月の消費税10%に引き上げられる際には自動車取得税は廃止される予定となっています。
カーリース執事
2. 自動車重量税
自動車重量税は車検と同じ時期課される是金で、新車を購入した場合は3年後、その後は2年毎の支払いとなります。
名前の通り車の重量によって税額が決まるのですが、軽自動車は一律料金なのが特徴となっています。
新車購入時の自動車重量税は以下の通りです。(エコカー以外・エコカー減免なし)
重量 | 税金 |
~500kg以下 | 12,300円 |
~1,000kg以下 | 24,600円 |
~1,500kg以下 | 36,900円 |
~2,000kg以下 | 49,200円 |
~2,500kg以下 | 61,500円 |
~3,000kg以下 | 73,800円 |
車両の新規登録から13年と18年の時期に税額が高くなるため、その場合の金額も載せておきます。
重量 | 12年目迄 | 13年経過 | 18年経過 |
~500kg以下 | 8,200円 | 10,800円 | 12,600円 |
~1,000kg以下 | 16,400円 | 21,600円 | 25,200円 |
~1,500kg以下 | 24,600円 | 32,400円 | 37,800円 |
~2,000kg以下 | 32,800円 | 43,200円 | 50,400円 |
~2,500kg以下 | 41,000円 | 54,000円 | 63,000円 |
~3,000kg以下 | 49,200円 | 64,800円 | 75,600円 |
3. 自動車税
都道府県から課される税金である自動車税は、排気量によって税額が異なります。
排気量 | 税金 |
軽自動車 | 10,800円 |
1,000cc以下 | 29,500円 |
1,000cc超1,500cc以下 | 34,500円 |
1,500cc超2,000cc以下 | 39,500円 |
2,000cc超2,500cc以下 | 45,000円 |
2,500cc超3,000cc以下 | 51,000円 |
3,000cc超3,500cc以下 | 58,000円 |
3,500cc超4,000cc以下 | 66,500円 |
4,000cc超4,500cc以下 | 76,500円 |
4,500cc超6,000cc以下 | 88,000円 |
6,000cc超 | 111,000円 |
カーリース執事
4. 消費税
物品を購入した際に課される税金で現在は8%ですが、2019年10月以降は10%に引き上げられることになっています。
カーリースは節税できる?法人・個人事業主の方はおすすめ!
個人で利用するカーリースは少しずつ人気が出てきたかな、という印象ですが、実は法人や個人事業主の間では利用率がかなり高くなっています。
それはなぜかというと、カーリースは車の維持に関わる全ての料金を経費として計上することができるからです。
カーリースは車両価格だけではなく、「保険・税金・メンテナンス費」も経費として含まれ、更には減価償却として考えずに月額をそのまま経費にできるシンプルさもあります。
経理担当にとっては、減価償却を算出しなくていいのは嬉しいことです。
そのため、法人・個人事業主で節約を意識した車の利用を考えているのであれば、カーリースをおすすめします。
カーリース執事